生涯現役乙女宣言

好きなこと残してます。女でいるのって楽しいから死ぬ時まで乙女修行中!

ちょっと知ってるだけで何が分かるんだ!

 介護士をしていた時、大抵の人に「素晴らしいわね」とか「大変な仕事ですね」とか言われた。本気で好きでやってるわけじゃないので結構ムカつくことが多かった。本当の苦労なんてちっとも知らないくせにと。

 老人を風呂に入れてたり、トイレに連れて行ったり、食事の手伝いをすることが、たいそう立派なことらしい。         

 

どこが?

 

みんな、子育てとか生活していることって偉いことなの?

 

 確かに、家族でもない人間のオムツ替えをしたり、着替えを手伝うことは容易く出来ることじゃない。  でも、そのこと本当にわかってる?

 

 介護はとにかく人手不足らしい。当然のことだと思う。他人の寝たきりの世話やご機嫌取りなんてそうそうにやりたくない。マジで。なのに、何かと理由をつけて他人に任せようとしているのは理不尽きわまりない。

私は何も親や家族の介護は家族がするべきとはまったく思わない。むしろ専門家に任せて良いケアをうけて回復したほうがいいと思う。けれども、しっかりした情報と理解がない中で介護を人に任せるのはあまりにも無責任で腹だたしい。

介護離職が多いこともあり、お役所は対策を考えているらしいが

介護士なんて増やすべきではない。

会社を辞めた

昨年会社を退職しました。なんでこんなことになったのか。。。

 

 大学卒業後、大手企業の介護事業部に入社しました。正直いえば、介護がやりたくて入社したわけではなかったです。上々企業なので、待遇には申し分ないと思ったから、特にやりたいこともなかったし。始めたら好きになるかなぁと思ったから。

 介護施設の職員として勤務していました。簡単に言えば、老人ホームです。シフト制で夜勤もあります。土日祝日、24時間関係なし。人が常に足りない。残業代はしっかり出るけど、仕事は終わらない。上司に「また終わらないのか」なんて叱責されることもあり、サービス残業やサービス早出、家でも出来そうなことは自宅に持ち帰って、休日も仕事をこなしてた。楽しくないけど。正社員で四年目には異動も経験しました。異動ってこんな感じなんだって思った。

 とりあえず、3年やりましたが好きにはなれず、やりたいことをしようと転職を決意しましたが、介護しか知らないので異業種を希望していましたが、まったく採用されず、仕方なく仕事を続けていました。

 介護現場とは本当に過酷なところです。利用されている高齢者の方の重度にもよりますが、認知症で物事の判断ができなくなってしまい、自分の思い通りにならないと暴力をふる、大声で叫ぶなんて症状が見られたり、同じことを何度も繰り返し話す。例えば、「トイレに行きたい」と1分おきの感覚でいう。トイレに行ってもでないとか突然理由もなく怒りだしたり、時には、胸を触られてセクハラを受けることもありました。こんなことは日常茶飯事ですが、上司そして介護業界から言わせると、「病気なのだから仕方ない」です。日々やり場のない怒りや哀しみが込み上げてきます。

 また、認知症状がない方でも不本意な言いがかりをつけられたり、理不尽な仕打ちを受けます。

 

そんな中、退職する決断ができたのか、複数ありますが、1番は自分の人生は自分のものだと気が付いたからです。

次も決まっていないのに、やめたら、親に叱られるだろうとか、あいつは何やってるんだ?なんて思われると恐れ、そのままのほうがまだマシだと思っていました。

しかし、いろんな人の話を聞いたり、本を読んで、やってないことにおそれてもしょうがない。と心が決まり、退職することにしました。

 

いざ、辞めてみると親に叱られることなどなく、周囲も「3年もよくやったよ。」なんて労ってくれるばかりです。そんなもんなのかとおもえてきました。

 

 今、常々感じていますが、仕事を辞めにくくしたり、躊躇しているのは全て自分自身の思い込みなどだったのだと思います。 人に言われたり、どこからか情報を集めても結局行動して、退職するよう動くのは自分自身です。 退職願を上司に渡した時はすごいドキドキしたと同時に達成感がありました。

 

イヤイヤ仕事をしているよりも、ある期間仕事も勉強も何もせず過ごしたところで人は死んだり落ちぶれたりすることはありません。

今、仕事で行き詰まっている人がいるなら、いっそやめちゃえば?と私は思います。